八戸平和病院整形外科 藤井 一晃

藤井一晃は変形股関節症に悩む多くの患者様を、人工股関節手術によって改善してきた整形外科のプロフェッショナルです。

患者様の声

40歳女性 骨切り術を受けた患者様からの体験談

私は平成17年に右股関節、翌年左股関節を「骨切り」の方法で手術しました。右側は平成14年頃から少し痛み出していて、3ヶ所の整形外科へ行きました。診断はどこもも同じで「変形性股関節症」でした。

しかしどこの先生もお忙しそうで、詳しい話をお聞きする事はできず、何となく漠然としない気持ちのままでした。アレルギー体質のため、普段から腰や膝が痛いときなど針灸へ行っている私、(少しの痛みならこのまま針灸で乗り切れそう、60歳くらいになったら手術かも・・・)と軽く考えていました。

そして3年近くが過ぎようとしていたある日、とんでもない痛みに襲われ夜中に目が覚めました。陣痛以来の痛さです。一瞬冷や汗が出ました。寒気もしてからだがガクガクしました。床に足を付くことも出来ないため、その日のうちに入院。そして藤井先生と運命?の出会いとなったわけです。

その後色々な検査や治療を試みたのですが、残念ながら足に思い切り力を入れることが出来ません。この先どうなるのかと一番不安な時期でした。そして先生と相談の結果、手術が決定しました。でも私は怖いとは思わず、むしろホットしました。手術をするということはやはり信頼関係が重要なポイントになります。私は藤井先生しかいないと考えていました。わらにもすがる思い、とはこの事でした。

先生に「この方法は上手く行って3ヶ月かかりますよ」と言われた時には驚きました。しかし先生はいつでも感情に左右されず、静か~にわかりやすく説明してくださるので、聞いているこちらもおだやか~な気持ちになり、私の中から大手術だと言うプレッシャーがスーッと抜けていきました。

今振り返ってみて、自分でもがんばったと思うのはリハビリでした。土、日も自分で出来るリハビリを黙々とやりました。藤井先生の「患者さんの協力が何よりも大切です」と言う言葉がとても印象的でした。

入院も長期だといろいろなことがあります。そんなときは時は我慢ぜず、看護師さんに相談しましょう。食事も栄養士さんが相談に乗ってくれます。そしてなんといっても平和病院の強みは、各科と麻酔科の連携がとてもよく取れていて、安して手術を受ける事ができると言う点にあると思います。

今はまだ杖をついていますが、体調も良くとても元気です。なによりぐっすり眠れるのが一番うれしいことです。平和病院のスタッフの皆さん本当にありがとうございました。

40代男性

10年程前からいつ手術をしようかなと悩み、またどこの病院(医師)にお願いしようと考えたところ、藤井先生を知る前に2、3整形外科に行きましたがどうも自分に合わず、たまたま私の知人2人から本人と知人の旦那様が藤井先生の手術を受けられて大変良好、術後の生活も快適とのこと。

私も2人からすすめられ、迷わず手術を受けることにしました。その結果、大正解でした。技術・人柄(医師にありがちな威圧的な態度がありません。)申し分ありません。私自身、術後も快適です。

40代男性

股関節の手術は大手術だと聞いていたので、術前は多少の恐怖感はあったのですが、手術そのものは、全身麻酔なので何もわからないまま。気がついたら終わっていた。ひょうしぬけした感じであった。ただ、術後の夜は、痛みがあって、痛み止めを打ってもらって、長い夜を過しました。

痛みそのものは、私の場合、横になっている状態では、術後1日目から、まったく痛みが無く、不思議な感じがした。

歩行時はやはり、まだ術後、2週間ということもあり、多くの痛みがあるけれども、リハビリ最初から、術足に全体重を掛けて歩くこともでき、順調にリハビリもすすみ、2週間で退院できることになりました。3週間位は覚悟していたので、非常にありがたいことです。

今、現在はまだ、2週間しかたっていないので、どう答えていいかわからないけれども、術前の歩くたびの激痛を思えば、もっと早く手術してもよかったかなとも、今は思っています。

藤井先生、看護師の皆様、大変お世話になりました。

施術から退院までの経過(58歳男性)

病名

股関節大腿骨頭壊死
2005年5月に右足の手術
2007年4月に左足手術
今回の体験談は、2回目の2007年4月入院の日々を中心に記述します。

手術前

藤井先生と手術日の打合せ。
手術当日の朝入院し、午後から手術する案をいただいたが私自身、何か慌し過ぎる気がし、前もって入院させていただくようお願いした。

手術3日前

10時30分:入院する。(前日入院でよかったが、病院の曜日の手続き関係で早まる)
藤井先生、宮田先生(麻酔科)両先生から、それぞれ説明を受ける。
12時30分:外泊許可をもらい、帰宅。
17時:先輩、友人達と痛飲。

手術前日

9時:帰院
9時30分:剃毛する。(1回目と違い、手術する左足のみ)入院診療計画書により、説明を受ける。

手術当日

9時:浣腸。(1回だけだと不安があり、2度受ける)点滴、安定剤内服。
9時30分:手術室入室。宮田先生より、硬膜外麻酔のチューブを入れることについての説明がとてもわかりやすかった。 安定剤内服のため、多少朦朧としているが安堵感があった。手術時間は約2時間。
夜:体温39.8度。上半身に痒みあり。 汗のため、3度着替えをする。 痒み止めを塗ってもらう。

術後2日目

リハビリ始まる。
ベッドから車イスでリハビリセンターへ移動。 車イスから、立ち上がり歩行訓練中にめまいがしたので、リハビリ中止する。 部屋へ戻り、ベッド上でリハビリ(足の指と足首を前後に動かす)。
めまいは、起立性低血圧のせいではないかと思われ、めまいを起こす患者さんも結構いらっしゃますよ。と看護師さんに言われる。
夜:体温38.3度。座薬を使用する。

術後3日目

朝:体温36,5度。
昼食前:体温37,2度。行棒、松葉杖、歩行訓練(約45分間) 。リハビリ中、ほとんど目まいなく動けた。
夕食前:体温37,7度。多少悪寒あり。

術後4日目

朝:体温36.3度。
リハビリ後、車イスから杖歩行になる。

術後5日目

朝:体温35,9度。
夕方:日中の歩行練習で筋肉痛のため、湿布薬を貼る。

術後6日目

朝:体温36度。 藤井先生より「歩き方が日々良くなってきていますね。」と声をかけていただく。 19時30分:筋肉痛のため、足全体が熱っぽい。

術後7日目

体温36,4度。筋肉痛はあるが歩行は楽になってきている。 リハビリの先生から「股関節」の付け根の筋肉がかなり痛んでいます。 歩行練習はいいですが、筋トレは控えてください。」と注意をうける。やり過ぎ注意…。

術後10日目

藤井先生 朝の回診時、私が着用している「赤い丁字帯」をご覧になり 「これいいネ。これにしましょうかネ」看護師さん達クスクス…。リハビリの先生から「階段の昇降練習をしてよろしいです。」との話があり基本動作の指導をうける。念押しで「無理せず一段ずつ確実に、手すりは必ず使用すること。」と注意をうける。

術後14日目

抜糸16針。
前回は立ったままで抜糸したが、今回はベットに横になり行う。
18時:藤井先生より、「本日のレントゲンの結果も問題ないです。 傷の方への寝返りはしてもいいですが、まだ痛いと思います。 約2週間後ぐらいには、寝返りした時の痛みは、なくなっていると思われます。」日常生活においては、内側に膝を入れて、物を拾ったりしない等の話あり。

術後15日目

8時20分:藤井先生回診。
傷口のガーゼをはずしてもらい、退院にあたっての注意事項。今日から風呂にはいって良い。夜間使用の、三角枕は引き続き今週いっぱいする。
次回の外来受診の予約日の説明をうける。
9時20分:退院。

雑感

2年前の手術時と比べ、足の内側に三角枕をはさみながらも、横向きに寝返りができること、トイレの便座に座ったときの傷口の痛みがほとんどないなど日々進化してきていることを実感する。

最後に

藤井先生はじめ、宮田先生、看護師さん方、頭や足を洗ってくれた看護助手の方、励ましの声をかけてくれた掃除係の方など 皆さまに感謝の念でいっぱいです。本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。
小田修三 58才